身体が柔らかいのに、ヨガやピラティスをしているのに、肩こりや腰痛が中々良くならない。むしろ腰が痛くなってしまう。そんなお悩みをよく伺います。
実は「柔らかいこと」が、そのまま「良い状態」とは限りません。柔らかすぎることで関節が動きすぎてしまい、身体を支える側の働きが追いつかなくなっている可能性があります。そんな方は、ほぐす施術だけでは変わらないことが多い印象です。
「柔らかい」と「安定している」は別の話
身体の柔らかさは、関節がどこまで動くかという可動性の話です。一方で、その可動域の中で身体を支えられるかという安定性は別の要素になります。
柔らかい方は可動性が高いぶん、安定性が相対的に不足しやすい。すると、身体は「動きすぎないように」どこかを緊張させてブレーキをかけます。肩や腰の張りとして感じるものの中には、このブレーキの働きが含まれていることがあります。
だから、ほぐして緩めても、また同じところが緊張してしまう。これが「柔らかいのに良くならない」という状態のひとつと考えられます。
見直すポイント
- ストレッチの量が多く、支える運動が少なくなっていないか
- 反り腰になりやすい姿勢で立っていないか
- 関節の端まで動かすクセがついていないか
- 息を止めて動いていないか
「もっと伸ばす」よりも「支えられる範囲で動かす」に視点を移すと、身体の感じ方が変わることがあります。当院では、今の可動性を活かしながら、支える力を一緒につくっていきます。
※当院は医療機関ではありません。身体の状態を確認したうえで、必要に応じて医療機関への受診をご案内します。関節の不安定感が強い場合や、繰り返す捻挫がある場合は、医療機関での評価をおすすめしています。