首・肩の突っ張り感、腰痛、尾てい骨の痛み、   足の甲の痛みの改善症例

主訴

主訴は、首・肩の突っ張り感、腰痛、尾てい骨の痛み、足の甲の痛みと色々な痛み。特に、首は右に倒すと気になり、腰はバイクに乗っていると痛くなる傾向がありました。尾てい骨はたまにいたくなり、足の甲の痛みは、過去に足首を骨折がされていてそこが関連していると考えられました。

痛みの箇所が多いことから他運動器以外の疾患も疑いましたが、初回ヒアリングとお身体の状態を詳しくチェックし、夜間痛や他疑わしい事はなく、テスト法などを実施しましたが問題なく、明らかに運動時の痛みだったことと、最初に行った動作チェックと実際に触って痛みが出ている部位が一致していたので、運動器の痛みで私の範囲内だと判断しました。

昔の右足首の怪我の影響で、臀筋(お尻の筋肉)が上手く使えずに、右足に重心を乗せる感覚が鈍くなっているのではと考え、これが影響して上手く力が抜くことが出来なかったり、不調になっている場所を過度に使いすぎてしまい全身の様々な不調を引き起こしていると判断しました。

計画としては根本的なところが解決しなければ整体をしても痛みが戻ってしまうので、

まずは月1回通ってもらい整体で痛みを緩和し、運動療法で右足に正しく重心を乗せられるようにする。運動は宿題として自宅に持って帰ってもらい、自宅で実施してもらうことで徐々に症状が戻りにくくなり、根本的に改善していくことを目指す事にしました。

 

初回施術

全身の張りや痛みを楽にする施術を実施しその場では楽になるとのことで改めて運動器の痛みだと認識良くなってくと判断出来ました。

その上で、自宅でできる運動として、ストレッチや地味なトレーニングなどを3種類ほど指導しました。

体重がうまく乗らないと痛みは戻ってしまう事を説明し、1ヶ月後に確認することとしました。

2回目の施術

お客様から「運動をあまりできなかった」との報告があり、症状に大きな変化は見られずデスクワーク後に背中の上の当たりがつらくなったことや、バイク乗車中に左腰が痛くなることが多いとの訴えがありました。

腰は前回同様、施術後に楽になることを確認しました。

運動の継続が難しかったためこちらのチョイスもあまり良くなかったと考え、お客様と相談しながら自宅で実施しやすい運動に変更しました。

3回目の施術

お客様から「足の甲の痛みはなくなりました」との報告がありました。
運動を実施したことで、右への負担なく体重が乗れるようになってきているため、足の甲の痛みがなくなった可能性を考えました。

この日は腰の痛みの訴えもなく首と背中のみになっていました。

首、背中に対しては整体で施術と首に関してはコンサートで首を動かしすぎてしまったとのことだったのでテーピングを貼って様子を見ることにしました。

運動はやりやすく少しレベルを上げたものを宿題として持って帰ってもらい1ヶ月後にまた確認としました。

4回目の施術

お客様より「今日は不調がない」「痛みや張る感じもあまり感じなくなった」「運動もしっかりやっている」との報告がありました。

この日は背中、腰の硬さも減少、初回に話されていた尾てい骨の痛みも全く出てないとの事。

そして動作確認では他でかばうことなく右側に重心が乗れるようになっていることが確認できました。

まだ少しこちらから見て不安な動きもありましたが、

今後も元の状態に戻らないよう、お客様と相談しながらコンディショニングを継続していくことになりました。
トレーニングが習慣化出来れば卒業の予定です!

考察

長期にわたる不調は、昔の足首の怪我で足首の可動域が減少したことにより、殿筋の機能や体幹の機能が低下していました。それが原因で怪我した側に重心を乗せると、上手く重心を載せられずに痛みが出てしまっていた箇所でかばってしまっていたことが考えられます。

殿筋の機能と体幹の安定性を高めた事で段階的に不調改善に繋げる事が出来ました。

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